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Business Technology14

Updated 2026.09.11

Guide

仕様書・コード・本番のどれを正しいとするか

仕様書にはA、コードにはB、本番ではC。どれか一つを正本と呼んでも不一致は解決しません。PBGの開発基盤から、問いに応じて根拠を選ぶ方法を整理します。

まず押さえること

どうあるべきか、何を実装したか、何が稼働するか、業務が成立したかを分け、それぞれの根拠を確認します。本番の挙動は現状の証拠ですが、正しい仕様の証明ではありません。不一致を消して合わせず、どの意図・実装・配備・運用を直すか判断する対象にします。

本番が動いているから、それが正しいのか

仕様と違う動作が本番で続いている。仕様書を本番へ合わせれば見かけの矛盾は消えますが、会社境界や必要な制約を破っていたなら、誤りを正式な仕様へ取り込むことになります。

逆に古い仕様だけから、実際の重要な例外処理を消すのも危険です。不一致を見つけた時点では、どちらが誤りかはまだ分かりません。変更の判断と、判断を支える観測を分けます。

四つの問いには、異なる根拠がある

問いごとに根拠を選ぶ

これは優先順位ではありません。意図・実装・稼働・業務成立は、それぞれ異なる根拠で確認します。

Canonicalどうあるべきか
有効な仕様・採用した決定
Implementation何を実装したか
対象revisionのコードとテスト
Runtime何が稼働しているか
配備・設定・本番の観測
Field仕事が成立したか
実際の条件での受入記録
一層が常に最上位なのではありません。不一致は層をまたいで照合します。

PBGでは、正本を一つの巨大文書に集めない

業務基盤のcanonical文書は、現在採用している意味や契約を置く場所です。コードはその契約がどの経路へ実装されたかを示します。画面ごとに業務定義を複製しないという決定も、文書の採用と全画面への実装は別です。

Developer Hubは、AIの発言、変更、証拠、人の判断を分けて扱います。集約画面はそれらから作るもので、画面の要約を新しい根拠にしません。情報源が古くなれば、表示の確からしさも変わります。

不一致を、修正の種類へ翻訳する

観測まず調べるものあり得る修正
仕様A・コードB有効な決定、対象経路、テスト実装または正式な仕様判断
コードB・本番C配備revision、設定、環境配備・設定・環境差
本番成功・業務未完了権限、データ、手順、受入条件導線・運用・移行
要約と元資料が違う生成元、取得時点、範囲再生成、古さの明示

表は横にスクロールできます。

古い決定を、現在の構成と取り違えない

問い合わせ基盤には、イベント駆動と補完処理を検討した記録と、後に定期取得を中心にする方式へ変えた記録があります。古い記録だけから「採用している構成」を書けば、過去の意図を現在へ持ち込んでしまいます。

現行仕様、置き換えた決定、実装を照合して現在の設計を説明します。さらに本番で動くと述べるには、配備と実行の証拠が必要です。repositoryの説明だけで最後の段階を埋めることはできません。

外部の公式資料も、自社の現状は証明しない

クラウドの公式設計指針は比較材料になりますが、機能が提供されていることは自社で有効になっている証拠ではありません。Terraformのplanも予定変更を確認する道具で、適用と実際の利用の証明とは異なります。

根拠の権威だけでなく、何を、いつ、どの環境で観測したかを見ます。PBGの現在の判断は、万能な一つの正本より、問いごとに根拠を定義し、不一致を追跡することです。

緊急の現状を、黙って恒久仕様へ変えない

緊急の現状を、黙って恒久仕様へ変えない

一時的な本番設定の変更には、対象・期限・戻し方を残します。そうしなければ、次の担当者は意図した制約と偶然の状態を区別できません。

どれが正しいかを聞く前に

自社へ当てはめる

  • 知りたいのは意図・実装・稼働・業務成立のどれか。
  • 資料を置き換えた決定や新しいrevisionはないか。
  • 証拠の環境と経路が問いに一致するか。
  • 修正の責任者と、再確認条件が決まっているか。
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この記事について

進め方と判断の順序を整理した記事です。

First-hand experience

ピース・ビズグループ(PBG)の知見を扱います。PBG業務基盤のcanonicalと責任分界の決定、Developer Hubの情報源モデル、問い合わせ基盤の配信方式の決定履歴を照合しています。文書の存在を本番稼働の証明にはしていません。

参照した一次情報

Published
2026.09.11
Updated
2026.09.11
Published by
Peace Biz

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